2012年01月10日

JBL Studio Monitor 4312B MKⅡ  (Center)

JBLの431Xシリーズは安い、小さい、のわりに良く鳴る、の定評で全世界において支持されるスピーカーですがこれもその一つ、JBL 4312B MKIIです。
ハイパフォーマンスシリーズであるK2シリーズや4344、或いは4343などのフルサイズスタジオモニターに比べると、
一本88000円というリーズナブル価格、単体重量20kgというのはJBLのSP群の中でもとりわけエントリー色が強いモデルと位置づけることができるかと思います。

Studio Monitor 4312B MKⅡ



ファントムセンターか、有孔スクリーンか。



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僕の使用してるFRONT SPであるアルニコユニットを使用した同シリーズ、
4311Aとのシンクロを優先してのチョイスということなりますが、
私的にそれより重要なファクターとして考えていたのは
ドライブレイアウトの選択にありました。
というのもセンターチャンネルの位置というのは
基本的にスクリーンが有孔でない限り、スクリーン下部や上部などに
セッティングしてドライブするしかありませんが、
その場合床からの音の反射、或いは映像との不一致などの問題があり、
逆にセンターCHはその1chをダウンミックスし、
フロントに持たせる形としたファントムセンターとするほうが、
映像コンテンツの視聴時はシンクロ率が高い…
という提案も実際には著名な音響関連雑誌に於いても存在します。
僕のシステムの場合は幸い120インチのサウンドスクリーン
導入していましたので、フロントと全く同じレイアウトのSPを
思い切って導入することができましたが、
それ以前は、他社のSPをモニターの下部にセッティングし、
その状態で鳴らしていましたがやはり上記の問題に悩まされ、
結局はダウンミックスによるファントムセンターとして長らくドライブしておりました。
となるとそれでハッピーかというと不満というものは常につきまとうものらしく、
今度は適正なシンクロ率は得られるものの、
やはりサウンドソースによっては
チャンネルが独立していないため音象が散漫になる場面や、
SE効果をフロントSPに持たせるシーンでは音数が肥大化し、
台詞などの音が弱くなったり、フロントに引っ張られるなどの症状が起こり、
頭痛の種となっていました。

結果的には10MMの記事で書いたような
PCのデジタルサウンドデバイスとの連携による
ニアフィールドでのリスニングポジションならいざ知らず、
部屋の四方にSPをポジショニングするマルチサラウンドシステムというのは、
5.1なら5.1、7.1なら7.1…と独立したチャンネルには独立したSPを
自分の考える適正な場所に配置するべきだと思い立ち
有孔スクリーンとこの4312MKⅡを導入したワケですが…
効果の程は非常に高いと言えますでしょうか。(あくまで僕の感想ですが)
以前、デビットフィンチャー作品に於いてはお決まりの雨のシーンなどでは、
雨音と台詞が合体して聞き取りづらかった場面も改善され、
またBD試聴ページで紹介した久石譲in武道館のような
規模の大きいオーケストレーションにおいても各インストセクションの
音象が暈けることなく高いS/N感を得られます。
映像から音が突き抜けてくるというのは
これ以上にないサウンドレイアウトだと感じております。



スタジオモニターの系譜を受け継ぐ伝統のサウンド



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相変わらずジャズ以外はNO!!という姿勢はあるものの、
天真爛漫で竹を割ったような我があり、全体を通して力強く迫力があり、
華やかな色を持っているような気がします。
7.1CHの視聴時にはセリフやボーカルの担当となりますが、
演者やシンガー、男女問わず、この価格帯のスピーカーのなかでは
割とよく表現できている方だと思いますし、
ロスレス出力されたジャズ、フュージョンなどのアルトサックスや
ドラムのハイハットのPCMサウンドには
一種の感動を感じてしまうほどの高い表現力を持っています。
スイングジャーナル社の1999年度ジャズ・コンポーネント・アワード
海外オーディオスピーカー部門を受賞しているという点も
その証左たるところかと思います。

シリアルナンバーは26473、センター用途という異質な使い方ではなく、
一般的には二本一組なワケですから、
単純に計算して13000人位が所有しているんでしょうか…?
割と多く生産されているんですね。



モノローグ主体の作品にはスケールが符合しない



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僕の所有しているシアターシステムは、
全体を通じてロスレスのマルチサラウンド収録された
音楽系BDの視聴数が圧倒的に多いので、
前述通りセンターチャンネルもフロントのヴォリュームに
競り負けないようにスケールの大きいものを使用しています。
しかし、これは諸刃の剣でもあり、当然の事ながら台詞主体の作品では、
俳優や女優の発する声のスケールがどうしても大きくなりすぎてしまい、
幾ら120インチのスクリーンで観たところで映像と音声が符合せず、
説得力を欠いた散漫なものになってしまいます。
私的にその現象を顕著に感じるのが、モノローグを駆使し、
映像に文学的抒情性を豊かに与えることで独自の作品を生み出す
新海誠監督のアニメーション作品群で、僕が私的に気に入って何度も視聴している
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」では
視聴前にセンターとフロントのレベルを変更してみています。

(応急的な対策としてはサラウンドアンプに標準装備されている
センターナイトレイトモードなどのダイナミックレンジを絞る設定を
ONにすることで大分改善されるように思います)



テスト Bring Me Home+Diamond Life(SADE)



・「Bring Me Home」

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DTS Neo 6やDOLBY PRO LOGICⅡxなどの
マトリクスデコードプログラムの使用環境にも左右されるものの、
一般的なマルチサラウンド収録の音楽系BDでは、Ce CHは主に
ヴォーカルのチャンネルを担いますが、ライブなどのディレイ効果が
大きい収録環境では、左右のFr CHもヴォーカルのチャンネルの残響音を
出力し補佐するような性質を持つ場合があり、そういった
レイアウトデザインのサラウンドではFr CHとCe CHのシンクロ性を
重視するために、きめ細やかな設定がほしいときがあります。
そういった時にリファレンスディスクとして使用するのが、
右のBD、SADEの 「Bring Me Home」 です。
SADEはナイジェリア出身の女性ヴォーカリスト、シャーデー・アデュを
中心としたイギリスのバンドで、ジャズやポップス、コンテンポラリーの
要素を取り入れた独自の芸術で構成される
見た目以上に複雑で深遠な音楽が魅力的です。
収録音声はDTS-HD Master Audio 5.1、バンドの音楽ジャンルに
起因するものもあるのでしょうが、音楽系のBD、しかもDtsフォーマットの
ソフトの中では異様なほどをダイナミックレンジが絞られた音響設計が印象的で、
シアターシステムでじっくり鑑賞することも勿論可能ですが、テレビでBGM代わりに流しておく…
というラウンジサウンド的用途でもスタイリッシュに楽しむことが出来るソフトです。
更に限定的な人数で構成されるバンドメンバーの洗練された音も高いS/N感を発揮しているのも、
そういった印象に寄与する一因となっていますが、それは同時に前項で書かせて頂いた、
Ce CHとFr CHとのサラウンド上の相性を測定するにも適した性質を有するソフトであるともいえます。

・「Diamond Life」

左のCD、「Diamond Life」 は同バンドの処女作で、世界中で大ヒットし、
米グラミー賞最優秀新人賞に輝いた誰もが知る一作です。
後に世界的な位置を占めるに至る一流のアーティストのファーストアルバムらしく、
精緻に計算されたサウンドが魅力で、作品全体として前項で書かせて頂いたSADEというバンドが持つ
複雑でありながらキャッチーなテイストで作品全体が支配されている…
という意味でも気に入っている一作です。




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posted by makomako972 at 01:49| Home Theater&Audio | 更新情報をチェックする


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