2012年05月10日

労働10年目を間近にひかえて思うこと。

たまにはモノの紹介以外のことも書いちゃいましょう(笑)

と、いうのも先日とある掲示板にて

「社会人の楽しみとはなにか?」

という非常に複雑でデリケートな問題が論議されていて、僕自身もそのスレを興味深く拝見させて頂いていたのですが、
その時ふと気づいたことがあります。
それは、僕の生活にはストレスが無い…というと大袈裟かもしれませんが、以前に比べると随分と楽な生活になったものだなということです。

よく皆さんが、できることなら学生時代に戻りたいと仰っているのを耳にしますが、僕自身は、、、チョット勘弁してほしいと感じます
自己紹介欄にも書いたことですが十五からバイトでかなりの時間仕事をし、怒られ続けて二十四歳の今現在、記事を書いている自分に至るので、
自営業となった現在から振り返っても、もう一度させられるのはチョット正直勘弁願いたいです。
何はともあれ、昔から変わらず自分のことを支えて下さる両親をはじめとする様々な方々に心より感謝することしきりなのですが、

それでも今後、更に自分が満足できる生活をするためにどのようなことが必要かと色々考えていたところ、
「他者から見られることは、物に変化してしまうことだ」というフランスの哲学者サルトルの言葉を思い起こしました。
物にならないためには投企が必要、、と彼は示唆しており投企とは「自己の存在の可能性を未来に向かって投げ企てること」なのだそうです。
保守的な自分としては諫言耳に痛いところであります。
関連する内容として個人の自発的啓発を促すといった書籍には、
ホメオスタシスとトランジスタシスという生物学や脳科学の分野に明るい方々には聞き慣れているであろうワードが多く見受けられ、
保守 or 革新の二律背反する性質が人間の精神世界には交錯しているというようなことが書かれていたりします。
どちらが優勢なのかは様々な要因などによって変化するらしいですが、
少なくとも今の僕はホメオスタシスとやらが優勢らしいというような自覚があります。
というより僕の本性は基本的に

「アクティブ人間を装っているか、或いは自分がそうであると勘違いしているタイプの保守」と言えるかなと思います(笑)

例えば、
自分の運営しているオンラインショップの改装などを一晩中行い、徹夜をした時などは、その作業が一過性のものであるにも関わらず
全く根拠のない達成感に充ち満ちていたりしますが、逆にRPGのレベル上げ作業で休日を全て消化した日などは、
ギイ・シャルル・クロオの有名な詩句

「してその翌日(あくるひ)も同じ事を繰返して、
昨日(きのう)に異(かわ)らぬ慣例(しきたり)に従えばよい。
即ち荒っぽい大きな歓楽(よろこび)を避(よ)けてさえいれば、
自然また大きな悲哀(かなしみ)もやって来(こ)ないのだ。
ゆくてを塞(ふさ)ぐ邪魔な石を
蟾蜍(ひきがえる)は廻って通る。」


なんかが朧気に頭に浮かび、怠惰な思いが頭を擡げていたりと
日常的に千変万化しているので自分でもハッキリ判らない状況だな、、と頻繁に感じます(笑)

良く耳にする「自分に負けるな!」という表現の真意はこの辺りにあるのでしょうが、、僕は切に思いますね。

どーすれば勝てるの(泣)

世界の中心で叫びたい気分ですね、そうですね、古いですね、ゴメンナサイね。

というのも最近石原慎太郎さんの「再生」という本を読んだんですね。
此は正しく自分自身が邪魔な石を廻って通る矮小な蟾蜍であると感じた一冊でした。

再生

本書は後天性、則ち幼少期から片眼ずつ、片耳ずつ次第に機能を失い、
盲聾となった福島智氏の壮絶な半生を描いたノンフィクション作品。
現在は東京大学教授、社会福祉法人全国盲ろう者協会理事。世界盲ろう者連盟アジア地域代表となられた氏であるが、
障害者学校に在籍していた学生時代の福島氏の周辺には「自殺」「事故死」など様々な「死」が存在するという
一読者である僕には埒外にも想像しがたい現実がまざまざと広がっており、戦慄を覚えました。

文芸評論家、秋山駿氏は石原氏とTV番組で対談した際、
本書に描かれる身体的肉体的苦痛の表現、それに対する解釈、そして受難に対する明確な回答が示されていた事を、
それに起因する宗教の源泉に関する描写が行われていたことと併記して評価しておられ、
僕自身も読中、宗教の源泉という意味に於いて考察して見ると、旧約聖書ヨブ記の物語を連想させられる部分が多くありました。
以前その分野の知識に明るい方にお伺いしたことがあるのですが、
数多あるキリスト教の一部の教派に於いては、ヨブに対する余りに酷い仕打ちを看過しているが如く傍観する神に対して、
「自分の理解の範疇を超えている」という認識を示される方も多くいらっしゃるらしいですが、
「何故自分だけこんな目に…!」という感情が沸き起こるのは
こういった境遇の方が抱かれる当然の感情の発露であると思われます。
しかし、本書に於いて最も感銘を受けたのが、福島氏がそれでも直向きに前に進もうとする姿で、
秋山氏との対談の中で石原さんは「だが僕が最も感動したのは福島さんの人間としての絶対的な強さだ」
と仰っていたことからも解るとおり、人間の持っている心の強さ、
その極限の姿を垣間見ることが出来る点が最も意義深く、また素晴らしい点であったと感じております

さて、本書はあとがきも解説も全く無い本ですが、僕に教えてくれたことは多かったです。
それと同時に羽生善治先生の「対局観」 の記事でも同様のことを書かせて頂きましたが、
やはり福島氏の人生とその向き合う姿勢の次元の高さは、凡人の僕には理解できないものがあり、
想像で読み進めていく部分も多かったように思います。
しかし、それでもこの「再生」という本を知ることができ、
また読むことができたことは衷心より幸いなことだったと思いますし、
前述の「自分自身に打ち勝つ」ためのヒントを不器用なりに掬い上げることができたような気がしたのは、
読書好きの端くれとしての功徳かなとも感じました。


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posted by makomako972 at 02:38| 読書 | 更新情報をチェックする


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