2013年09月20日

マネジメント 基本と原則  Peter Ferdinand Drucker

たまにはこういう本を読んでたりもする僕ですが、
所詮は「ドラッカーを読んでる俺(キラッ)」的な下心満載で接しているような浅学菲才児ですので、
結局のところ読中にその圧倒的な情報量の多さに全く付いて行けず「チョ…チョット待って…それってどういう意味!?」
などとみっともなく独り言を上げつつ、また性懲りもなく身の丈に合わないものに手を出した事実を痛感するわけです(笑)

そもそも自分一人で仕事をしているのに経営管理論などを読んで太平楽を並べている遑があるならもっと先決すべき事があるだろ!って話なんですが
そこはホラ、「ドラッカーを読んでる俺(キラッ)」的なことなんです(←は?)

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昨今の社会は僅かではありますが利潤主義的な思想を一種不道徳な行いであるかのように排斥しようとしている側面があるように感じられる時があります。
例えば格差社会に対する一般的な認識の中にもそのような心理が少なからず内包されているように感じられる事がありますし、
高額所得者に負担の比重が大きくなっている近年の税制方式等に関しても或いはそのような社会心理に
是認され施行されているものなのか…という認識が少なからず自分にはあったりします。
翻って本書には、

最近の企業人は、利益について弁解ばかりしている(中略)
社会及び経済にとって必要不可欠なものとしての利益については、弁解など無用である。
企業人が罪を感じ弁解の必要を感じるべきは、経済活動や社会活動の遂行が困難になることである。
利益を生むことができなくなることである。


と記しており、社会からその存在を認められた企業活動に於けるその利益は、
規模の大小を問わず正当なものであるべきであると明記しており、
寧ろそれらを生み出す活動を正常に行えないことこそ不当であるとしています。
この一節には私的に以前から抱いていた金銭と労働の基本的構造から来る
単純な疑問への当を得た回答のように思え痛快な心地でした。
つまりその疑問とは、

金銭は物やサービスを他人に提供した対価として受け取る具体的な報酬である。
        ↓↓
①人々はビジネスを通じて消費者の満足に足る社会貢献活動を行っている
        ↓↓
②つまり人に多くの物や上質のサービスを提供した者には相応の金銭が与えられる。
        ↓↓
③一概には定義できないが、多くの金銭を持つ者はそれだけ社会に多分の貢献したといえる筈。

にもかかわらずそれらの活動を孜々として遂行した者が社会から敵視され指弾される傾向にあるのは何故か。


プロ倫

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という単純な話です。
本書に於いて常套句のように登場する
「我々の事業は何か、何であるべきか」という問いも
“消費者の満足”を通じて黽勉よく努め社会に貢献する…
というテーマも含まれていることを加味すると、
殊更その疑問が首を擡げてきます。
過去を振り返ると、本来、質素な禁欲生活を宗教信仰と
主張するプロテスタンティズムが、利潤とは、安価で良質な商品やサービスを
人々に提供したという 「隣人愛」 の実践の結果である…
との認識を持ったことが、結果的に利潤の蓄積を促す資本主義の精神となった…
とする研究結果を示したマックス・ウェーバーの世界的著書
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
読むと一応の答えを見出すことはできます。
しかし、プロテスタントの教理が思想的源泉にないこの国の人々が
しばしば語る利潤主義への嫌悪感や資本主義に対する
抵抗意識の源泉には一体何があるのか…少し謎な部分もあります。

これも一概には言えないことですが、技術や知識に基づく自分の市場価値が
その人の収入に比例するとするならば、
収入というのは、自らの価値を定義する非常に有効なバロメーターではないかと私的には考えていたりもします。
例えばゴルフの賞金王争いなどがそれに近い感覚で、確かに彼等プロゴルファーたちは自らの成績を
獲得賞金総額で定義したり、或いはその差額でランクに差を設けてはいるものの、
それはあくまで指標として賞金総額という概念に基づいて鎬を削るのが最も有効な手段だからそうしているだけであり、
見ている我々一般人がそれを「金の額で争うとはこんのゼニゲバめ!」などと短慮な批判をすることは無いわけです。
多くの賞金を手にされたプレイヤー…ということはそれだけ多くのトーナメントで勝利を収めたということであり、
それはつまりその人の知識や技巧が他のプレイヤーに比べて秀でていたという証左であり、
何より彼等にとっての一番の顧客であるゴルフファンを大いに楽しませていると定義できる以上、
その観点からだけでも既に多分の社会貢献を遂行していることを認識できるためです。
実際の社会の場に於いては上下関係の恣意的な感情だったり、状況の様々な差異などによってこれらの法則が全て適合されるかといえば…
う~ん、まだまだ僕自身多様性を理解しなければならない部分があるのかもしれませんが、
本書に於いて企業活動の利益を正当なものであるとしているのはとても印象的であり、何より上記の一文には強い魅力を感じるところであります。



さて、話は転回しますが僕は以前恥ずかしながら、
労働によって自分自身が日々行っている活動や或いはその結果などという事象を一切排除し、それ以外のものだけで自己同一性を定義しようと企んでいた時期があります。
生憎とそのようなことを実現できる妙諦とやらを遂には掌握するには至りませんでしたが、ある時ふと自分自身の性格や性質を改めて鑑みたとき、
僕の場合、そのようなものは見出せるワケがないし、また見出せたとしてもそれに全幅の信頼を寄せ喜んで自らの全てを託す勇気を持てるかと言われれば
そんな曲芸はできないだろうということも同時に諦観したようなことがありました。
本書に於いても「労働に於ける五つの次元」という項目(58、59項)の二項目として挙げられている“心理的次元”で

人にとって、働くことは重荷であるとともに本性である。呪いでもあるとともに祝福でもある。それは人格の延長である。自己実現である。
自らを定義し、自らの価値を測り、自らの人間性を知るための手段である。
未来学者がユートピアとして描く労働のない社会は本当に実現するかもしれない。しかしそのとき、人は人格の危機に直面する。
労働の必要がなくなるとの予測を裏付ける兆候が皆無であることは幸運とすべきである。

と記しており、人が自らを定義する上で労働は決して欠かすことができないものであるという事実を「呪い」という言葉を用いて論じておられます。
前文で書かせて頂いた「金銭が正当な社会貢献の対価として受け取ったものである以上は認められるべきである」とする考えも相俟って、労働とは
正しく蔑ろにすることが決してできない、真摯に向き合うことが義務づけられる重要なライフワークの一丁目一番地的な存在なのだと感じました。
ゴメンナサイ。いろいろ反省したいと思います(笑)


以上完成度の高い参考書であるところの本書のレビューが、結局のところ普遍的な心理を定義するだけの些末なものになってしまっていましたが、
語弊がないようにこの本を未読の方には、この「マネジメント」という書籍は力学ともいえる明確な経営管理論の公式を多く記した啓蒙書である…
ことを是非お知らせ致しておきたいと思います。
心理的側面からだけのレビューになってしまったのは偏に僕自身が組織の領袖でもなく、何より本書の公式が必要とされるほど高尚な人間ではないためです。


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posted by makomako972 at 21:38| 読書 | 更新情報をチェックする


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