2014年07月27日

自助論  S・スマイルズ

最近はサイトのスタイルシートをCSS等を駆使して編集するのに嵌っています。
よってここ数日で、当サイトの演出なども少しずつですがその影響を受けて変化しています。

以前からこのブログでも部分的に行っていたAdobe PhotoshopやIllustrator等の画像編集ソフトを駆使して制作した画像を、
HTMLタグで制御し、多彩な視覚効果をスタイルシートに書き込んでいくという作業も、それなりのオリジナリティが出せて好きですが、
CSSのように一括編集で、任意の箇所全てに効果を指定できるのは操作性が高くてイイですね。
ソースが高度になっていけばいくほど、従来の(HTML+画像)では到底再現不可能なほどの高い視覚効果を組み込めるという点も興味深いです。

最近はバイクに乗る、ピアノを弾く、家具をつくる…と行動が限定的になりすぎていたので、ちょうど面白い玩具を手にした気分です。

と、いうわけでそんな作業で記事の更新が滞っていたので、
今回は以前レビュー擬きを書こうとしてすっかりお流れになっていた世界的名著、S・スマイルズの「自助論」のことでも書いていきたいと思います。

自助論



・堕落論、幸福論、そして自助論。



自助論と幸福論と堕落論

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僕の場合、かなり昔から"人の信じた夢は叶うのか否か"…というある種の認識が
数日、酷い時は数時間周期で変化しています。
ある時には
「努力すればなんとか紛い物くらいのものにはなるはずだ」
楽観的に捉えていることもあれば、
「他の人はどうか知らないが、
僕の場合は能力が低いので何をやろうが全くの無駄だ」
と、
冷静かつ客観的に自分を捉えていることもあります。
人が生きる上で多少なりとも基軸となりうる "夢" という概念に対する
認識の状態が安定しないのは甚だ不本意なことではありますが、
基本的には既に二十代も後半に入った今の自分には、
夢などあまり関係が無い話か…と太平楽を並べていたりするのが現状ですので、
どちらかと言えば「夢追い」の作業を愚弄している時間のほうが長いように思われます。

「天は自ら助くる者を助く」の名言で知られるこの自助論は
そういったダメ人間の理非を正してくれるタイプの本で、
読んでいると
「ちょっとは真面目に生きなさいよ!! このダメ人間!!」
叱られているような気分になる次第で、猛省する事頻り。ただただ慚愧の念に堪えません。
逆に無頼派作家として知られる坂口安吾の堕落論は
「いやいや、そういう風に生き様で自分を縛るのは良くないよ」という
一種の沈淪を慫慂するような内容であると私的には認識していますので、
そういった意味に於いては対極的な位置づけであると認識しています。

様々な偉人の引用を用いて自助の精神を持つことの必要性を論ずるという点にでは、
性質的に主知主義的な切り口が印象的であるアランの「幸福論」に近い内容なのかもしれませんが、
独特の文体を用いて2~3ページの哲学断章の構成を用いて語る「幸福論」は高い文芸性が特徴的なのに対し、
「自助論」は各章ごとに相当数の頁を割き、解り易い文章で書かれていますので、
非常に読みやすいです。(ここは重要なポイントです。特にバカなぼくは幸福論の内容を理解するのに四苦八苦しましたから 笑)

自助論、堕落論、そして幸福論、どれも人生で重要な位置づけとして接している人がいることが
矢庭に諦観できるほど優れた書籍ですので、感嘆の声を上げつつ読む箇所があれば、
正直、怨嗟の独り言が口を突いて出そうになるほどの疑問を感じる箇所もあります。
今回「自助論」を読み進めるうちに、そういった様々な事象から作り上げられた自分自身の内にある
アンビバレンスな感情をどのようにして処理すれば良いか…ということを考えるいい機会でありました。



・アルジェリアのサル



ブログ

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本書中、最も興味深く感じたのはマテリアリズムを批判した以下の有名な文章です。

「金の亡者となりはてた人間を見ていると、欲張りなサルの話が思い出される。
アルジェリアのカビール地方の農民は、ひょうたんを木にしっかりとくくりつけ、
中に米粒を入れておく。ひょうたんには、サルの手がちょうど入るくらいの穴が開いている。
夜になると、サルは木のところに来て
ひょうたんの穴に手を突っ込み、米粒をわしづかみにする。
そして握った手をそのまま引きぬこうとするのだが、きつくて抜けない。
手をゆるめればいいのに、そこまで知恵が回らないのだ。
夜が明けると農民に生け捕りにされるわけだが、その時のサルは、
米粒をしっかり握りしめたまま実に間の抜けた顔をしているという。

これは、まさしく人間の戯画に他ならない。」 
  

━━本書百九十二頁 「ひょうたんザル」の教訓 より。


勿論読んでいる僕自身はお金持ちでも何でもありませんので、じゃあこの瞠目すべき警抜な喩えが
今の自分には全く無関係のものであって、ただ感銘を受けたから書いたのか…
と言われればそうではなくて、要するに物に対する依存度が大きいのです。

なかんずく、暇なときに自分が書いたブログの過去ログをふと読み返すとそのように思います。

「コイツ、本当にモノ、モノ、モノだな」って

勿論それは僕自身の身に起きた共有性の低いパーソナルな情報を記事に起こしたとしても、
僕自身はタレントでもスターでない以上、情報の価値が著しく低くなってしまうのは自明の理ですので
共有性が高い"市販されている持ち物"の持つ情報のほうを記事にしたいという
考えがあってのことなのですが、それにしたって恣意的な物質依存だということにもなるのでしょうから、
そういう意味に於いてはやはり依存度が高いなと思います。
他人が作ったものを盾に、自己の何かを定義しようとしているわけですから、浅ましいことです。

米粒をわしづかみにしたサルは、握った手をそのまま引きぬこうとする、しかしきつくて抜けない。
手をゆるめればいいのに、そこまで知恵が回らない。全く狭隘なことであります。

そして僕は今回も全く書籍の本質的な部分の考察を記していない。
毎度のことながら狭隘なことであります(笑)


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posted by makomako972 at 05:28| 読書 | 更新情報をチェックする


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