2017年06月03日

ブラームスはお好き F・サガン


「悲しみよ こんにちは」以来、彼女の作品にハマっています。
というわけで今回もそんなサガンの有名作、
「ブラームスはお好き」の話でも書いてみたいと思います。



ブラームスはお好き



美しい悲しみ。




今は二人とも幸せでも5、10年後、彼女はシモンか或は心無い周囲の
噂話によって、破滅的な受難を迎える運命にあります。
更にこの運命はシモン自身の破滅も伴う以上、
ポールはロジェの元へと戻る。
シモンにとってのこの悲しみを「美しい」と形容するところに
サガンの文章精度の高さが感じられます。


ポールが与えたこの悲しみは、
聡明で慈愛に満ちた衷心よりの
愛によってしか与えることの出来ない
「自己犠牲」の側面を持ち、

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それを受けたシモンには「未来」
という若者のみが持つ「美」が
眼前に広がっていることを
を考慮すれば、正しく「美しい」
という語を除いて
他に適切なものは無いでしょう。

処女作で計略によってアンヌ
という女性を死に追いやった
セシルは、その相手の顔を

「これが私の作品なのだ!」

と一連の文章でシンボリックに例えましたが、
やはりこの人の感情を言語に変換する精度の高さには
瞠目すべき魅力があります。



レアとポール。 年下彼氏との最後の恋愛。




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シェリに於けるレアは
シェリとの運命に危機感を
持ちながらも恋の本能に
逆らうことができませんでしたが、
ポールは既の所で自らを待ち受ける
運命への洞察が先行している点が
興味深いですね。


「シェリの最後」では最早"老い"という足枷に
抗おうとしなくなったレアとは違い、
シモンを失ってもポールにはロジェという楔が残る。
これは彼女にとっての福音なのでしょうが、
だからこそポールがレアのように老いないためには、
浮気なロジェへの盲目的な関心と信仰という恋が擬態した
仮初の光明に依存せざる負えないという
ある種の過酷さも浮き上がらせるわけです。

posted by makomako972 at 10:47| 読書 | 更新情報をチェックする


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